13`07/29(月) -23:00- DVDを購入して、「劇場版 HUNTER x HUNTER 緋色の幻影」を観ました。
連載当時未公開だったネームを基にしたお話って事ですが、どこからどこまでが冨樫の作ったお話なんですかねぇ。 正直、原作の緻密な展開とは似ても似つかない脚本でした。 多分、クラピカの過去だけがネーム部分で、今作のボス役、ヒソカの前の蜘蛛、オモカゲすら、冨樫の創作じゃ無いんじゃないかな。 オモカゲの念能力の設定が、ちょっといい加減だったから。 このオモカゲの能力、作った人形に魂を宿し、本人の意識も能力も完全に再現すると言うもの。 しかもその人形、造物主であるオモカゲの命令には、絶対服従。 ただそっくりに人形を作るだけで、相手の念能力まで再現して使役出来るなんて、オーバースペック過ぎます。 せめて、本人の眼を奪って人形のものとしなければ、本来の力は発揮出来ない。 などの、制約はあるべきだし、冨樫が設定を作ったなら、そのくらい考慮するはずですよ。 だから、墓を暴いて眼を奪ったウボォーギンが本人並なのは良いけど、ただ姿を真似て作っただけの、クロロたちの念能力まで完コピってのは頂けない。 当然、キルアの記憶からコピーして作ったイルミも、本人並に強いのはおかしい。 このおかしな設定の所為で、いくつか納得の行かない展開がありました。 幻影旅団編が終わったばかりのこの時点では、ゴンキルはじゃんけんも電撃も身に付けていません。 その程度の実力だから、本来ならウボォーやフランクリンの念攻撃に耐えられる訳がありません。 当然、イルミも本人並ならば、ゴンキルが協力した程度で倒せる相手じゃ無い。 しかし、特にこれと言った理由や展開も無く、ゴンキルが一緒に全力で向かって行ったら倒せてしまう…… 元蜘蛛であるオモカゲに、クラピカの鎖が使えるかどうかは、この際深く考えないとして……(^^; その鎖、捕らえた蜘蛛を強制的に絶状態にするチェーンジェイル。 演出の都合とは言え、強制絶状態のままで、オモカゲは念でその身に取り込んだ人形を発現させちゃってます…… 設定もストーリィ展開も、かなり滅茶苦茶でした。 ただ、それでも、つまらなくは無かったです。 そもそも、TVアニメ(新)が原作とは別の作品と思えるほどテイストが違います。 あくまでも、そのTVアニメ(新)の延長線上にある映画なので、潘ちゃんのゴンを始めとした新キャストや、新スタッフの作り出す作画、音楽と言った作風が好きなら、そこまで違和感無く楽しめるはずです。 正直、TVアニメ(新)にはあまり冨樫節は感じられず、少年マンガ、ジャンプアニメ然としていて、猫を被っている感があります(^^; まぁ、日曜朝に放送しているんですから、それはそれで当然かも知れませんが。 自分は、DVDを購入して観ているのでまだ幻影旅団編までですが、TVアニメ(新)好きですよ。 だから、納得行かない内容ではあっても、それなりに楽しめました(^∀^; ですが、1つだけ、減点対象となる残念な事案がありました。 それは、ゲスト声優に声優適正が無かった事です。 今作の客寄せパンダは、オモカゲ役に藤木直人、パイロ役に川島海荷の2人(あ〜やこと平野綾は、ゲストだけど本職だから除外)。 2人とも、適正的には同レベルで、普通のセリフはまだ聞けます。 ただ、感情の起伏を声の演技だけで表現する事は出来ていません。 まぁ、うみにんの方は、物静かなキャラクターだし、素人声優なんだからと許せます。 だが、藤木直人、手前ぇは駄目だ。 とは言え、藤木直人本人では無く、今作のボス役と言う重要なポストに、素人をキャスティングした奴が戦犯。 ここぞと言うクライマックスシーンで、声の演技のボルテージがまったく上がらず、盛り上がりに欠けます。 そもそも、ドラマでの藤木直人が、激しく感情を露わにするタイプじゃ無いですやん。 だから、彼なりに全力で演じた上でのミスキャストですよ。 その所為で、作品の完成度が確実に下がっていました。 声優の役割が、如何に重要か。 それが良く判る作品でした。 設定やストーリィ展開に納得が行かず、それでも嫌いじゃ無いからそれなりに楽しめたけど、素人声優にがっかり。 内容的に、「HUNTER x HUNTER」を知らない人には説明不足で、誰が観ても楽しめるとも言えない。 って事で、自分と同じく、TVアニメ(新)が好きな人にだけ、一応おすすめ可能です。 まぁ、時系列的に、正式な外伝として本編に差し挟めないパラレルストーリィだし、無理して観る価値は無いですけどね(^Д^;
13`07/18(木) -23:18- 先日、Xbox 360「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション」をクリアしました。
取り敢えず、クリアしたのはキャンペーン・モードだけです。 一応、レイド・モードのプレイは続けますが、おまけみたいなものだし、経験値稼ぎがかったるくてあんまり面白くありません(^^; 多分、ゲーム自体の評価を左右するほどのものじゃ無いので、キャンペーン・モードのみで感想を書きたいと思います。 もしも、ゲームの評価を左右するほどのものだったら、後日改めてと言う事で。 元の3DS版は、「バイオハザード6(▲)」より前の発売だったので、流石に最低バイオだったバイオ6よりは面白いだろう、とは思っていました。 しかし、その期待は裏切られました……良い方に。 めっさ面白いやん、これ〜ヽ(^∀^)ノ 最低バイオのみならず、バイオだと思わなければ傑作だった「バイオハザード5(▲)」すらも余裕で上回っています。 ビハインドビュー・バイオに限れば、「バイオハザード4」に次ぐ傑作です。 いや、アクションボタン全廃な点など、バイオ4よりも優れている点もあるので、人によってはビハインドビュー・バイオの最高傑作と感じるかも知れませんね。 ではまず、何がそんなに好かったのかから。 1つ目は、日本語音声がデフォな点。 外国語音声に付く字幕が、日本語音声のセリフとまったく同じなので、これは吹き替えでは無く、日本語音声がオリジナルと言って良いでしょう。 元より、日本向け作品として制作されているのだから、本来これで正しい。 映画のようなゲームを標榜している癖に、いつも字幕が読みづらいから、日本語音声があるのは本当に助かります。 最近は特に、HD機で解像度が高いからと、画面に占めるフォントサイズが小さ過ぎ。 その上、明るい画面でも白文字のままだから、飛んじゃって判読出来ません。 字幕だけじゃ無く、ゲーム中のメッセージもそうだから、これは改善してもらいたいですね。 もちろん、聞き取れないセリフとかもある訳だから、日本語音声に日本語字幕の本作は最高♪ 次は難易度。 今回は、易しい方からCASUAL/NORMAL/INFERNALとあって、もちろん自分はいつも通りNORMALから始めました。 いやぁ〜、難しかった(^^; 最初におやっ?と思ったのは、Ep.3-1のハンターだらけ。 慣れればむしろ倒し易いハンターだけど、まだシステムや操作に不慣れでMapも把握していない初見プレイでは、延々湧いて来るハンターは強過ぎたw 決して詰まりはしなかったけど、急に難易度上がったなぁ、と感じました。 そして、次のEp.3-2。 ここのチェーンソー通信長には、絶望を感じました。 チェーンソーによる一撃死ももちろん困りますが、そんな事より延々湧いて来る雑魚が邪魔過ぎる(^^; 今回、バイオ6で言う所のカウンターが、回避になっている感じです。 能動的に回避が出来たバイオ6と違い、リスクを冒してタイミングを合わせなければ、回避が発動しません。 操作のアクション性と言う意味では、バイオ6の方が遊び易かったですね。 その所為で、複数の敵に囲まれる状況が、結構厳しい。 だから、出来るだけ速攻で通信長を倒しちゃいたいんですが、まだ1周目なので、攻撃力や弾薬数が充分じゃありません。 その上、この通信長がめっさタフで、まるで死にやがらない(^Д^; 乱戦の中でチェーンソーに切り刻まれたり、雑魚の狙撃でボロクソにされたり、いつの間にか近付いて来た雑魚たちにたこ殴りにされたり…… たったEp.3にして、もうクリアは無理なんじゃ無いかと思いましたよ(TДT) 一応、諦めずに何度も挑戦した結果、良く判らない内に倒せていましたw ボンベを上手く使ったとかじゃ無くて、手持ちのグレネード系を全部投げたったのが勝因かも知れませんww この後、レイチェルとの初戦やラスボスなど、他にも手強い敵はいましたが、このメーデー野郎が1番辛かったです。 あ、でも、この話、難し過ぎてつまんなかった、と言う意味ではありません。 その逆です。 滅茶苦茶歯応えがあって面白かったヽ(`Д´)ノ アクションアドベンチャー・バイオまで含めて、シリーズ最高難度だと思います。 だが、それが好い♪ ……ただ、最高難易度のINFERNALはやり過ぎた(-_-) バイオ6よりも使い辛い回避ですが、これを使いこなすと一気に攻略が楽になります。 しかし、最高難易度であるINFERNALでは、敵の体力や攻撃力が上がるだけでは無く、動きまで早くなってしまいます。 その所為で、折角NORMALで覚えた回避のタイミングが、狂って役に立たなくなるのです。 NORMALでの技術や経験が無駄になるINFERNALは、歯応えとか遣り甲斐とか通り越して、ただただ辛いだけでしたorz いくら、INFERNALクリアのご褒美で無限ロケットランチャーが貰えたからって、二度と遊びたくありません。 やっぱり、難易度はNORMALが最高なヽ(`Д´)ノ あとは、システム面では良い点も悪い点もありました。 バイオ5と違い、スタートからクリアまでシナリオが連続しているのは良かったんですが、バイオ4のようにレオン1人が主人公ってのとは違い、途中でクリス、キース、パーカーと言ったサブ主人公を操作するエピソードが挟まります。 引き継ぎ要素の対象は、あくまでもメインの主人公であるジルだけなので、サブエピソードでは常に用意された条件で戦わなければなりません。 それもあって、むしろINFERNALではサブエピソードの方が楽だったけど(^^; (難易度は高いが、用意された条件でクリア出来る設定になっている。) ただ、他のシリーズでは出来無かった、難易度を跨いでの引き継ぎが出来るのは良かった。 正直、引き継ぎ無しではINFERNALは無理ゲー過ぎる(^^; 今回、難易度問わず、ゲーム中に入手出来るロケットランチャーは、1周目にしか出ません。 そこで、CASUAL→NORMAL→INFERNALと順番に引き継いで行き、INFERNALのラスボス用にロケットランチャーを取って置けば、きっと少しは楽になるでしょう。 自分は、2周目以降も同じ場所でロケットランチャー取れると思って、1周目のラスボスに使っちゃいましたからねぇ(^^; INFERNALのラスボスはあんまりにも強過ぎて、数日投げちゃいましたよw その間に行ったイメージトレーニングが功を奏し、再開1回目で倒せたけど。 武器にカスタムパーツを装備するシステムは、Max改造ボーナスが画一化されてしまったバイオ5や、無意味なスキルばかりだったバイオ6よりも、ずっと面白かったです。 基本的には、システム全般バイオ4が1番面白いですけどね。 先述した通り、アクションボタンが無い点は、ビハインドビュー・バイオの中でリベレーションズが最高ですけど。 それから、ビハインドビュー・バイオに付き物のコイン集め、今回は秘密の手形。 ジェネシスと言う、敵をスキャンしたり、アイテムを発見したりする新要素の一環として、隠された秘密の手形を探すと言うもの。 このジェネシスでスキャン出来る範囲が狭いので、ライフルのスコープまで使って探し回らなきゃならなかった、バイオ5やバイオ6よりはマシでした。 しかし、今回30個中29個しか発見出来ず…… いや、実は、最初の方の貯蔵室前の通路。 そこの壁にある血の手形に被る感じであったんですが、結構足元で下の方なんですよ。 6周……都合6周もして探し回ったのに、見逃していました……完全に、今回は自分のミスですorz とは言え、秘密の手形を発見して得られる物は、役にも立たない武器が2つだけ。 ちょっと、無限マガジンとか期待していたのに。 ちゃんと見付けたって大した意味は無かったし、乗り物酔いする俺にとっては、FPS視点でぐりぐり探しまくるのはいつも辛いし、凡ミスだけど結果今回も見付け切れず、いらいらしながらのプレイになったし…… このシステム誰得なの?(-'_-) 絶対に、このシステムは無い方がベスト。 マイナス要因でしかありませんよ。 てな訳で、一切文句無しとは行きませんが、バイオ4→バイオ5→バイオ6と劣化の一途を辿っていた所に、ようやくブレーキが掛かりました。 その上、アクションボタン全廃や日本語音声など、今までで1番良い要素もありました。 「バイオハザード」、「バイオハザード2」、「バイオハザード3」は別格として、ビハインドビュー・バイオの最高傑作バイオ4には比肩する出来です。 おまけに、今回のジルはとても可愛かったし(*^Д^*) 満点こそ付けませんが、全力でおすすめ可能な傑作ですよヽ(`Д´)ノ (ブログの方に頂いたコメント(▲))
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